【佐賀】伊万里を短編ドラマで発信!3月10日にお披露目

 佐賀県伊万里市の魅力を伝える短編ドラマが制作された。「これまでの自治体PR動画とは違った挑戦を」と市シティプロモーション推進課が企画した。福岡に拠点を置くアイドルグループ「九州女子翼(よく)」のメンバー・花音(かのん)さん(21)と若手俳優の清水尚弥さん(28)が主役を務めた。出演者のファンにとって、主要キャストが登場するロケ地が「聖地」となることも期待している。

「伊万里の怪人」オール伊万里ロケ


インスタグラム用のPR画像(提供: 伊万里市)

 ドラマ「伊万里の怪人」は約30分で、オール伊万里ロケを敢行。監督は福岡を拠点に活動する映像作家の児玉公広さんが務めた。

 児玉さんは九州女子翼のミュージックビデオを手がけたり、福岡県出身のプロレタリア作家・葉山嘉樹の小説を基にした映画「ある女工記」(2016年)を監督した際、清水さんを主役で起用したりしている。主要なキャストは福岡でオーディションを行い決めた。市職員や市民もエキストラなどで多数出演している。主題歌は伊万里市出身のシンガー・ソングライター古川愛理さんが手がけた。

監督や出演者のトークも

 完成報告とお披露目の試写会は3月10日午後1時から、伊万里市民図書館ホールで行われる。定員は関係者を含めて150人で、当日先着順で受け付ける。動画の上映に加え、児玉監督や出演者が登壇するトークイベントも行われる。

 市はこの上映会の後、動画のダイジェスト版を配信サイトで公開する方針。「身近な人も出ている、と伊万里の子どもたちにも関心をもってもらい、地元への愛着が深まる機会になれば」と同課は期待している。


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