【山口】「UBEビエンナーレ」がギネス世界記録に認定

 60年以上の歴史を持つ山口県宇部市の彫刻展「UBEビエンナーレ」(現代日本彫刻展)が3月26日、最も長く続いている野外彫刻展としてギネス世界記録に認定された。同市を訪れた公式認定員が認定を宣言し、関係者がくす玉を割るなどして祝った。

「最も長く続く屋外彫刻展」として


野外の彫刻の前で公式認定証を披露する篠崎市長(左)


 UBEビエンナーレは同市などが2年に1回開いている公募展。戦後の復興期、街中に彫刻を飾ろうとする動きが市民運動として広がり、1961年に「宇部市野外彫刻展」が開催された。その後、名称を変えながら世界中の作家が応募する彫刻展へと発展を遂げ、2024年の秋に第30回展の開催が予定されている。


 この日は同市のときわミュージアムで公式認定証の授与式が行われた。駆けつけた関係者を前に、同市の篠崎圭二市長がギネスワールドレコーズの公式認定員から認定証を受け取ると、会場は大きな拍手に包まれた。

 篠崎市長は「宇部市の彫刻の文化、歴史を次代に引き継ぎながら、彫刻、アートがある街として宇部市をPRしていきたい」と語った。


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