【熊本】山鹿の校舎跡に複合施設が開業 オフィスや宿泊

 2017年に廃校となった熊本県山鹿市の旧千田小を改修した複合施設「YAMAGA BASE」が4月1日にオープンする。共同オフィス「コワーキングスペース」や宿泊施設、地域住民に無料で開放する交流スペースなどを備える。

卒業生が計画「地域活性化の拠点に」


新施設をPRする中原さん(左)と島田さん

 卒業生の中原功寛(かつもと)さんが地域活性化の拠点にと計画した。熊本市の求人情報誌出版会社の島田裕太専務取締役と協力し、運営会社「やまがBASE」を設立。市から敷地面積約3万平方メートルの土地と建物を購入した。改修費は約2億3000万円。

 共同オフィスは月額料金で24時間利用も可能で、宿泊施設は約30人が寝泊まりできる。交流スペースには卓球などの遊戯や市内の古墳を模したモニュメントを設けた。

「世界に羽ばたく場所に」


オープンする「YAMAGA BASE」

 報道向けに3月29日に公開され、中原さんは「新しいことに挑戦する企業が集まり、世界に羽ばたく場所になってほしい」と話した。開館時間は午前9時~午後6時。料金などの問い合わせは、やまがBASEメールへ。


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