【大分】セブンで発売中!県産完熟カボスの菓子とサワー

 コンビニ大手「セブン―イレブン・ジャパン」(東京都)が、大分県産の完熟カボスを使ったスナック菓子とアルコール飲料を県内の店舗で販売している。菓子は4月22日から全国で、飲料は23日から九州や関西の一部で、販売する。


完熟カボスを使った商品

 商品は果汁パウダーを使った「カルビーポテトチップス完熟かぼす味」と「カルビーかっぱえびせん完熟かぼす味」、果汁入りアルコール飲料「大分県産完熟かぼす&サンクイーンサワー」(アルコール度数4%)の340ミリ・リットル入りと500ミリ・リットル入り。税抜き152~270円で、在庫がなくなり次第終了する。

 カボスは通常、緑色の状態で出荷するが、生産者の高齢化で収穫しきる前に黄色に熟してしまう課題があった。ただ、甘みが増し、酸味がまろやかになることから、2011年に県と地域活性化への貢献などを盛り込んだ包括連携協定を結んでいるセブン―イレブン・ジャパンが商品開発に取り組んでいた。


商品を持って記念撮影する佐藤知事(左から5人目)ら

 同18日、同社の矢島弘樹執行役員らが県庁を訪れ、商品をPR。味わった佐藤樹一郎知事は「爽やかな酸味がとても調和している」と話した。

 同席したJAおおいたカボス部会の藤原輝幸部会長は「青果として取り扱えなかった完熟カボスに注目してもらえ、生産意欲が湧く」と語った。 


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