【山口】夏ミカン使った新作わらび餅 萩の専門店が販売
山口県萩市呉服町のわらび餅専門店「萩ノ早蕨(さわらび)」が、市の歴史にもゆかりのある夏ミカンを使った新作わらび餅を発売した。黄色を帯び、見た目も華やかとあって、観光客らが買い求めている。
商品名は「夏みかんわらび餅」。店を営む市内の菓子製造会社「むらた製菓」が開発した。地元の天然水と国産水あめで作った自慢のわらび餅に、香り豊かな夏ミカン果汁を加え、きな粉をつけずそのまま味わえる。
市の夏ミカン栽培は明治時代、禄(ろく)を失った士族の窮乏を救う手立てとして始まった。同社常務の中原充彦さん(52)は「萩城下町を散策したら、ぜひ味わって」と話している。
販売価格は160グラム入りの小パックが640円、320グラム入りの中パックが1280円。問い合わせは同店(0838-21-5018)へ。