【大分】新緑の中、幻想的に 富貴寺大堂をライトアップ
大分県豊後高田市にある国宝・富貴寺大堂がライトアップされている。新緑の季節では初めての試みで、木立に囲まれた大堂が暗闇に浮かび上がり、幻想的な雰囲気をつくり出している。5月19日まで。
福岡・大分DCで5月19日まで
大堂は、現存する九州最古の木造建造物。観光企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」に合わせた特別企画として、住民らでつくる「蕗里山を守る会」が企画した。
初日の11日は、赤や青のライトも点灯。同県宇佐市の宇佐神宮の雅楽演奏や舞が披露され、「神仏習合」をイメージした演出に大勢の参拝客がうっとりと見入っていた。
4月に長崎県から豊後高田市に移住したばかりだという志水文子さん(66)は「すごくきれいで雰囲気もよく、神や仏を敬っていた時代に思いをはせることができた」と話していた。
ライトアップは午後6~8時。19日午後6時半からも色付きのライトを当て、僧侶が読経する「天台声明(しょうみょう)」が行われる。問い合わせは同市観光協会(0978-25-6219)へ。