【大分】うみたまご、屋外エリア「あそびーち」を拡張
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市)の運営会社「マリーンパレス」(橋本均社長)は、館内の屋外施設「あそびーち」のエリアを拡張する計画を発表した。既存の動物に加えてアザラシが仲間入り。遊具も新設し、より家族連れが楽しめる環境を整備する。オープンは2025年春を予定している。
あそびーちは、自然のままの動物と触れ合ってもらおうと、2015年に開業した。プールではイルカが自由に泳ぎ回り、オットセイやペンギンが陸地を散歩する。来場者は、こうした姿を間近で観察したり、手触りを楽しんだりできる。
計画は、うみたまごの開業20周年と運営会社「マリーンパレス」の創立60周年の記念事業で、約2500平方メートルの面積を、約1.6倍の4000平方メートルに拡大する。新エリアには、水深2.5メートルの動物用のプールをつくり、近くの岩場から動物が水に飛び込む様子を見られるようにする。
新たに設置するすべり台はタコクラゲをイメージ。下部をトンネル状にし、動物が日陰で休めるようにする。ぬれた服の着替えに利用できる広めの個室トイレも新設し、家族連れが楽しみやすくする。
5月上旬に拡張工事を始めており、総事業費は約13億円と見込んでいる。
既存エリアは通常通り営業を続ける。橋本社長はうみたまごでの記者会見で「(うみたまごは)動物と仲良くなる水族館を目指してきた。今回の拡張工事で進化をさらに追求したい」と話した。