【大分】宇佐市の唐揚げ店が日本一に! 老舗の「太閤」

 唐揚げの日本一を決める「第2回からあげグランプリ グランドチャンピオンシップ」(日本唐揚協会主催)で、大分県宇佐市の専門店「からあげ太閤(たいこう)」がグランドチャンピオンに輝いた。同市は「からあげ専門店発祥の地」とされる。太閤の吉田孝史代表は「唐揚げは中津市のほうが有名だが、宇佐の唐揚げをどんどんPRしていきたい」と意気込んでいる。

飽きの来ない味


日本一になった「からあげ太閤」の唐揚げ

 2024年で15回目となった「からあげグランプリ」のそれぞれの部門で最高金賞を獲得した店の中から、ジャンルを問わず「今一番うまい店」を選出する催し。数十店を対象に行ったインターネット投票と、3月に東京、大阪で行った試食審査会を経て決定した。

 太閤は1988年創業。しょうゆベースのたれで、味を逃がさないよう一つ一つ丁寧に皮で包んで揚げるのが特徴で、からあげグランプリでは「西日本しょうゆダレ部門」で5回、最高金賞に選ばれた。何個でも食べられる飽きの来ない味だという。

「発祥の地」を盛り上げ

 5月7日、市役所で是永修治市長に受賞を報告。吉田代表は「何としても勝ちたかったので、とてもうれしい」と喜びを語った。


是永市長(左)から記念の旗を受け取る吉田さん


 市からの記念の旗を贈った是永市長は「唐揚げは宇佐のソウルフードで、全国に受け入れられている。世界にも発信できればと思う」と期待した。


 唐揚げ業者でつくる宇佐からあげ協会(8店)の会長で、今回のからあげグランプリの西日本しょうゆダレ部門で金賞になった「とりあん」の大隈厚志社長は「これを機に、宇佐の唐揚げがもっと盛り上がるよう取り組みたい」と話した。


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