【大分】1万円札交代前に「不滅の福沢」切手シート販売

 7月に1万円札の福沢諭吉の肖像が交代するのを前に、日本郵便九州支社は、オリジナルフレーム切手「郷土の偉人 福沢諭吉―大分県中津市―」を販売している。


福沢諭吉のオリジナルフレーム切手(見本)


 大分県中津市が展開している「不滅の福沢プロジェクト」と日本郵便との連携事業として発行した。

 切手には、イギリスやアメリカを訪問した際の福沢の姿や家族写真などをデザイン。代表的な著作「学問のすゝめ」「西洋事情」の初編の画像、福沢が景観保存に尽力した中津市の「競秀峰」の写真なども選んだ。福沢の業績が分かる年表も付けている。

 5月30日、市役所で贈呈式があり、旧居近くにある福沢通り郵便局の栗林伸隆局長(58)が奥塚正典市長にシートを手渡した。栗林局長は「切手を見て、福沢の実績や人物像を感じ取ってほしい」と話している。


奥塚市長(左から3人目)にオリジナルフレーム切手を贈呈する栗林局長(同4人目)

 シートは84円切手10枚組み1350円で、1000シートを発行。中津、宇佐市内と県庁の郵便局、中津市の福沢諭吉旧居・福沢記念館、中津耶馬渓観光協会で購入できる。


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