【大分】日田祇園祭の山鉾曳き手を募集! 6月28日まで

 大分県日田市で毎年7月に開かれる日田祇園祭で、山鉾(やまぼこ)を動かす曳(ひ)き手の参加募集が始まった。中学生~50歳の男性が対象で市外の人も応募できる。9基がJR日田駅前に勢ぞろいする集団顔見世(かおみせ)(14日)、市内各町を巡行する本祭(20、21日)で、山鉾を後方から押す「後ろ押し」を担ってもらう。

市内外の中学生~50歳の男性


山鉾を後方から押す「後ろ押し」(2023年7月、日田市で)

 「日田祇園の曳山(ひきやま)行事」は国指定重要無形民俗文化財。ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の無形文化遺産にも登録されている。人口減少に伴い、深刻化する人員不足をカバーしようと、関係団体でつくる実行委員会が2023年に続いて募集を始めた。

 参加無料。集団顔見世(午後3~11時)、本祭の朝山と昼山(午前8時~午後4時)、晩山(午後5~11時)のいずれかに限った参加も受け付ける。法被などは実行委が準備する。締め切りは6月28日。申し込み、問い合わせは日田商工会議所内の事務局(0973-22-3184)へ。

 また、集団顔見世を正面からゆったりと見物できる観覧席のチケット販売も始まった。全席自由で4000円。午前10時~午後4時、市観光協会で購入できる。150枚限定で、売り切れ次第終了。問い合わせは同協会(0973-22-2036)へ。


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