【大分】「VIVANT」の監督と出演者が撮影秘話を披露

 7月に1万円札の肖像を交代する福沢諭吉の玄孫(やしゃご)で、昨年夏に大ヒットした民放ドラマ「VIVANT」の監督を務めた福沢克雄さん(60)と、俳優の富栄ドラムさん(32)が6月21日、大分県の中津市役所を訪問し、奥塚正典市長に撮影秘話などを語った。

 22日に同市で開かれた講演に合わせたもので、ドラマに出演した縁で富栄さんも訪れた。


ドラマ撮影の苦労などを話す福沢さん(左)と富栄さん

 福沢さんは、肖像交代について「(キャッシュレス決済が主で)お札はもうほとんど使わない」と苦笑いし、「砂漠での撮影で10キロやせた」とドラマ撮影の苦労を語った。富栄さんは「とても優しい監督。私は12キロやせた」と笑いを誘った。

 奥塚市長は「ドラマを見ても大変だったろうと思う。お札が変わっても、私たちの顕彰の気持ちはより強化したい」と述べた。

 諭吉を「福沢先生」と呼ぶ福沢さんは、その後の取材に「他にも偉人がいるので、そろそろ代わり時かなと思っていた。肖像は代わっても先生の偉業は永遠に語り継がれると思う」と話していた。


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