【山口】山口銀の女子ハンドボール 新戦力と全国に挑む 

 山口銀行の女子ハンドボールチーム「YMGUTS(ワイエムガッツ)」が5月に広島県で開かれた全国大会・ジャパンオープントーナメントの中国地区予選を制し、8月の本戦に臨む。今季入団した新人2人も活躍しており、チームは「全国大会制覇を目指す」と意気込んでいる。

 新たにチーム入りしたのは山口県岩国市出身の小野真奈加選手(22)と山口県下松市出身の信友愛海選手(18)。いずれも小学生の時からハンドボールを始め、小野選手は私立高水高と環太平洋大(岡山市)で、信友選手は県立華陵高でハンドボールに打ち込み、今春入行した。小野選手はどのポジションもこなせるオールラウンダーで、信友選手はライン際のシュートが得意という。


新ユニホーム姿で意気込む(右から)信友選手、小野選手、岡田主将

 2人は6月26日、東佑三監督(39)や岡田あずさ主将(31)らと山口県周南市の市役所を訪問。ぶれない判断や目標を示す羅針盤、逆境にも屈しない思いを込めた船や波のデザインを背中にあしらった新ユニホームを披露した。小野選手は「新人らしくガッツあるプレーで頑張りたい」、信友選手は「若さを生かしたフレッシュなプレーをしたい」と抱負を語った。

 ワイエムガッツは2018年4月に地元のクラブチームの運営を山口銀行が引き継ぐ形で発足し、22年のジャパンオープントーナメントで初優勝。行員9人がフルタイムでそれぞれの仕事をこなしながら、周南市を拠点に週3、4日の練習に励んでいる。

 岡田主将は全国大会に向け、「新メンバーを迎えたパワフルなチームで日本一となって期待に応えたい」と前を見据える。


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