【熊本】ギネスに挑戦! 八代の「世界一長い畳」申請へ

 イ草の生産日本一の熊本県八代市で8月26日、畳生産農家や職人らが製作した「世界一長い畳」の測定会があり、ギネス世界記録(長さ11.71メートル)を超える12.67メートルに達した。「ギネスワールドレコーズジャパン」(東京)に新記録として申請する。


約20人がかりで運び込んだ巨大畳

 生産者や職人らでつくる県畳表銘柄確立研究会(通称・熊銘会(ゆうめいかい))の会員ら約40人が「team熊本の畳」を結成。8月中旬から通常の7枚分に当たる畳の製作を始めた。畳の周囲は特別仕様で「純金の縁(へり)」として「くまモン」のデザインをあしらった。

 測定会は、大型クルーズ船の受け入れ拠点「くまモンポート八代」のターミナルで行われた。巨大畳は重さ約160キロで、20人ほどで朝から運び込み、測量士らが証人として立ち会い、寸法や素材などを検証。資料として提出する動画も撮影した。


生産農家らが製作した「長さ世界一の畳」を測定する関係者ら

 熊銘会の坂本一真会長(43)は「八代地方特産のイ草や日本の畳文化を国内外に発信したい。本物の畳の香りを体験し、家にも敷きたいと思ってもらいたい」と力を込めた。巨大畳は土台に載せ、ベンチとしてターミナルに設置された。

 記録は近く申請し、約1か月をめどに審査結果が出る見通し。これまでのギネス記録は、大建工業岡山工場(岡山市)の11.71メートルで、「最も長い畳」として認定されている。


測定を終えて笑顔で畳を持つ生産者ら


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