【山口】防府競輪場の新しいメインスタンドが完成

 山口県防府市が整備していた防府競輪場の新メインスタンドが完成し、9月22日に落成式が行われた。10月1日にオープンし、整備工事に伴い休止となっていたレースの本場開催は同9日から再開される。


 新メインスタンドは、旧メインスタンドの老朽化に伴い、2022年11月から「市民に親しまれ、自転車を通じた交流の輪が広がる競輪場」を基本理念に整備が進んでいた。

 鉄骨3階建て2480平方メートル。インターネット投票が増えていることなどから、観覧席は259席と、旧メインスタンドより750席少なくした。初心者も楽しみやすいよう、投票の仕方などを説明するコーナーを開設。子ども用トイレや授乳室も設けた。

 新メインスタンドの隣には、サイクルスポーツに親しんでもらおうと、BMXの走行が楽しめる起伏のあるコースや、子ども向け二輪車・キックバイクなどで自転車乗りの練習ができる広場を整備。トランポリン型の遊具なども設置した。総事業費は29億2700万円。

 式は関係者ら約50人が出席して行われた。池田豊市長は「近くには防府天満宮もあり、観光客の増加にもつながればと思っている」と話していた。


advertisement