【宮崎】レストハウスが観光地に!?高原町が映像設備導入

 宮崎県高原町の皇子原公園旧レストハウスの一室に、360度カメラやドローンで町内の自然や観光地を撮影した映像を投影するプロジェクションマッピング「TAKAHARU360」が整備された。壁と床に映像が映し出され、観光地などにいるような雰囲気を楽しめる。土日祝日に無料で一般公開されている。

 町制施行90周年を記念し、町が観光戦略の一環として整備した。映像は約15分。宮崎市のデザイン会社が狭野神社や高千穂峰、御池など6か所を撮影、編集した。プロジェクターからの映像を特殊なミラーに反射させることで複数の壁や床に投影する。事業費は県の補助金を含め約640万円。


360度カメラで撮影した映像が楽しめる「TAKAHARU360」

 町は子どもたちの自然学習に生かすことなどを想定。神楽や高千穂峰の登山道を歩いているような映像などを追加することも予定している。町は「乳幼児がいる家庭や短時間滞在の観光客でも気軽に町の観光資源に触れてもらい、再訪のきっかけとなるようアピールしたい」としている。

 映像上映は土日祝日の午前10~11時と午後3~4時。1回あたり10人ほどが見ることができる。問い合わせは町産業創生課(0984-42-2128)へ。


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