【鹿児島】女子高生がスイーツ考案 ファミマで発売へ
鹿児島県鹿屋市の鹿屋女子高の生徒が考案したスイーツ「バタービスケットサンド」が、県内のコンビニ店で発売されることになった。10月7日、生徒らが同市役所を訪れ、中西茂市長にスイーツの魅力などをPRした。
県産食材の普及などを目的に、県が2023年秋に実施した「かごしまおいしいもの選手権」で、当時の3年生5人組が応募したレシピがスイーツ部門で入賞。地元産の抹茶や落花生を使ったクリームをパイ生地で挟んだもので、レシピを引き継いだ生徒11人が南九州ファミリーマート(鹿児島市)と商品化に向けた試作を続けていた。
この日、生徒らが完成した商品を手に市長を訪問。当初のレシピにあった落花生はピーナツバター風味に、抹茶は緑茶にそれぞれ変更されたが、レシピを考案した卒業生の「地元食材を存分にアピールしたい」との思いを引き継いだ。
試食した中西市長は「さわやかで口当たりがいい。地元の愛が詰まっている」と高く評価。同校生活科学科3年の生徒(18)は「味のバランスが良く、食べやすいスイーツができました」と話していた。
商品は鹿児島、宮崎県内のファミリーマートで月内に販売される予定。価格は1個280円(税込み)。