【宮崎】日帰り温泉に刷新! 日南・サンチェリーきたごう
休業中だった宮崎県日南市北郷町の温泉宿泊施設「サンチェリー北郷」について、市が日帰り温泉施設として刷新し、12月21日にオープンさせる。建築基準法上の不備が確認され、2021年に営業を休止。施設の全面的な改修を終え、「サンチェリーきたごう」と名前を変えて約3年8か月ぶりに営業を再開する。
12月21日オープン
新しくなった施設のうち、平屋の「大浴場棟」(延べ床面積214平方メートル)には大浴場や露天風呂、サウナ室を備えている。渡り廊下でつながる2階建ての「事務所・家族風呂棟」(同631平方メートル)は1階部分のみを使い、旧施設になかった家族風呂3室を新設してうち1室は幼児が使いやすい浅い浴槽を設けた。
旧施設の宿泊設備やレストランの建物は解体した。駐車場などの外構を除く工事費は3億5200万円。
営業は午前11時~午後8時(初日の21日は午後1時から)。大浴場は大人600円、子ども300円、家族風呂(1時間)2500円。
公設公営で再開
市によると、サンチェリー北郷は1985年に研修施設として開設された。旧北郷町に譲渡された後、自治体合併に伴って日南市が所有。2019年に市が県への定期報告のために施設を調査した際に、建築基準法に合致しない不適合箇所が多数見つかり、21年4月に営業を休止した。
市は当初、「民設民営」での再開を目指したが、事業者が見つからず、「公設公営」で再開する方針に転換していた。
◇
日南市観光協会のサイトでもオープン関連情報を案内している。