【長崎】長崎ランタンフェスティバルが1月29日に開幕

 中国の旧正月を祝う長崎の冬の一大イベント「長崎ランタンフェスティバル」について、長崎市などでつくる実行委員会は1月14日、2025年の開催概要を発表した。29日~2月12日の期間中、色鮮やかなランタンやオブジェ約1万5000個が市内を彩る。

皇帝役にルー大柴さん

 今年で30回目の開催。中国の衣装を着て中心部を練り歩く「皇帝パレード」(2月1日)は、皇帝役をタレントのルー大柴さん(71)、皇后役を俳優の田中明日実さん(26)が務める。


2024年のランタンフェスティバルで、メインオブジェ(中央)の点灯を見学する人たち

 若い客層や子ども連れなどの需要に合わせ、中国を思わせる架空の王朝を描いた人気アニメ「薬屋のひとりごと」とコラボしたランタンオブジェを設置するほか、ポケットモンスターのキャラクター「デンリュウ」との写真撮影会も行う。

 例年、新しく作られていたメインオブジェは、原材料費の高騰などを理由に制作を見送る。一方、2017年に作られた縁起の良い鳥をデザインした「百鳥(ひゃくちょう)」など13体のオブジェを、湊公園や中央橋など市内各地に設置する。

 このほか、スタンプラリーを実施したり、手持ち用のランタン約2000個を販売したりし、来場者の回遊を促す。実行委の張仁春幹事長は「寒い時期だが、ランタンの光に包まれて温かい気持ちになってほしい」と参加を呼びかけている。


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