【大分】杉乃井ホテルに「星館」1月23日開業 別府市

 オリックス・ホテルマネジメント(東京)は1月23日、大分県別府市で運営する「杉乃井ホテル」で、新たな宿泊棟「星館」を開業する。2019年に着手した宿泊施設3棟の大規模改装は今回で完了し、合計客室数は改装前と比べて2割増の791室となる。同社は内装などで各棟を差別化しており、幅広く需要を取り込みたい考えだ。

3棟791室に


別府湾を望める杉乃井ホテル「星館」のレストラン

 星館は300室で、ロビーに九州の工芸品を置くなど「和」の雰囲気を取り入れた。海抜220メートルにある最上階のレストランからは別府湾も望める。


杉乃井ホテルの「星館」

 1944年創業の杉乃井ホテルでは宿泊棟の老朽化が目立ち、オリックスグループが2019年に大規模改装を行うと発表。営業を続けながら建て替えなどを進め、明るい内装で主に若い世代をターゲットに据えた「虹館」(155室)を21年7月に、高級感ある雰囲気の「宙(そら)館」(336室)を23年1月に開業した。温泉施設「棚湯」も改装した。


「星館」のスイートルーム

 オリックス・ホテルマネジメントの似内(にたない)隆晃社長は21日の開業式典で、「今後も別府のシンボルとして情報発信し、訪れる宿泊客に唯一無二の体験を提供したい」と述べた。


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