【山口】山口宇部空港の定期便利用者が3000万人を突破 

 山口宇部空港(山口県宇部市)の開港以来の定期便利用者数が1月22日、3000万人を突破した。県などは同空港内で記念式典を開催し、関係者らと節目を祝った。


3000万人目を記念し花束を贈られた杉浦さん(前列左から2人目)


 同空港は1966年に開港。これまでに羽田空港(東京)間のほか、韓国の仁川(インチョン)国際空港間などでも定期便を開設(現在は運航停止)し、直近では2018年度に年間利用者数が100万人を超えた。その後、コロナ禍で利用者が減少したが、2023年度は85.7万人にまで回復している。

 式典には、県内の自治体や企業などでつくる山口宇部空港利用促進振興会が「山口宇部空港エバンジェリスト(伝道者)」を委嘱している人気お笑いコンビ「ぺこぱ」も駆けつけて祝福。ぺこぱの2人は3000万人目の利用者となった杉浦梨穂さん(47)に記念品を手渡した。杉浦さんは米国在住で、山口市の実家に帰省していたといい、「年末などの帰省で利用している。3000万人目になれてうれしい」と話した。

 県交通政策課は「今後もさらなる利便性の向上や機能の充実に努め、利用者の増加につなげたい」としている。


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