【熊本】「あさぎりクエスト」 町舞台のスマホRPG公開へ
熊本県あさぎり町は、同町を舞台にしたスマートフォン用のロールプレイングゲーム(RPG)アプリ「あさぎりクエスト~霧の里の秘宝~」を制作したと発表した。町によると、自治体がRPGのアプリを開発するのは九州で初めて。
ダウンロードは2月28日から
町内を走るくま川鉄道や、豊かな自然といった観光資源を若い世代にPRして誘客につなげようと、町商工観光課の遠山優矢さん(37)が企画。物語と設定は遠山さんが考え、さいたま市のゲーム制作会社に依頼した。制作費約700万円のうち、約550万円は観光庁の補助金を活用した。
ゲームは、主人公の少年が400年前のあさぎり町に迷い込み、出会った仲間とともに魔物を倒していく物語。スマホの全地球測位システム(GPS)機能を利用し、実際に町を訪れないと手に入らないアイテムもある。
2月28日からグーグルとアップルのアプリストアで無料でダウンロードできる。遠山さんは「町民に地元を深く知ってもらうきっかけにもなれば」と話した。町は3月1日から、アイテムを入手できる古墳や寺など8か所をタクシーで巡るプランの予約も受け付ける。