【大分】大分バスが10月1日から運賃値上げ 10~50円

 大分バス(大分市)は10月1日から、大分市などで運行する路線バスの運賃を10~50円値上げする。物価高騰や人件費の増加などが理由で、値上げは昨年3月以来。初乗り運賃(180円)と市内均一区間(200円)は据え置く。

初乗りなどは据え置き


大分市内を運行する大分バス

 同市中心部からの主要区間の片道運賃は▽鶴崎バス停490円(30円増)▽戸次バス停680円(40円増)▽佐賀関バス停1100円(50円増)――など。平均で4%程度引き上げられる。

 通勤定期券も値上げするが、今月末までの購入分は有効期限まで使える。同市内で乗り放題となる通学定期券「マルのり定期」など、一部の定期券は値段を据え置く。

 同社は昨年3月、約30年ぶりに10~100円の値上げを実施。その後も物価高騰が続いていることや、運転士確保に向けた待遇改善のため、更なる値上げが必要と判断した。

 同社乗合営業部は「利用者に迷惑をかけるが、路線維持のためご理解いただきたい」としている。


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