【熊本】人吉市の焼酎館を刷新 多言語パネルなどを新設
人吉クラフトパーク石野公園(熊本県人吉市赤池原町)にある焼酎館が展示を刷新し、11月9日、グランドオープンした。多言語に対応したパネルやモニターを新設し、地元の特産品「球磨焼酎」を紹介している。2026年1月までは、土日限定で焼酎などの試飲も行っている。
土日限定で焼酎試飲も
人吉市によると、同館は1989年、球磨焼酎の製造工程を紹介する施設として開館したが、近年は焼酎をPRする施設として十分に活用されていなかった。そこで、市はインバウンド(訪日外国人客)の受け入れを目指して展示の更新に着手。8月に一部が完成してプレオープンしていた。
新たな施設では、焼酎の仕込みなどを説明する日本語と英語のパネルを設置したほか、パネルに記載されたQRコードをスマートフォンで読み込めば、韓国語と中国語に変換された文章も表示されるようにした。焼酎の仕込みを再現したコーナーもあり、週末には1次仕込みでのかくはん作業「櫂(かい)入れ」を疑似体験できる。
この日は、関係者がくす玉を割ってオープンを祝った。館の運営に携わる球磨焼酎酒造組合の青年部長、林浩平さんは「球磨焼酎の造り方や飲み方を楽しみながら知ってもらいたい」と話した。開館時間は午前9時~午後5時(年末年始を除く)。
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