【長崎】島原城跡の「国史跡」を記念 写真や絵画の企画展

 長崎県島原市の島原城跡が国史跡に指定されたことを記念する企画展が、島原城観光復興記念館で開かれている。江戸~昭和時代の絵図7点に加え、市民が寄せた島原城テーマの写真165点、子どもたちが応募した未来の島原城絵画200点を紹介している。入場無料。11月30日まで。

テーマは「歴史・今・未来」


子どもたちが描いた未来の島原城絵画

 昨年、築城400年を迎えた島原城跡は今年3月、国史跡に指定された。記念企画展は「歴史・今・未来」をテーマにしており、展示する歴史資料も、子どもたちの絵画に呼応するように、平面図ではなく、天守閣などを立体的に描いた絵図を選んだ。市内の本光寺所蔵の「島原藩領内図屏風(びょうぶ)」は、島原半島全体を一枚の絵に描き、城も詳細に描き込んでいる。

 市民が寄せた写真には、朝日や季節の花に彩られた天守閣のほか、駅や自宅窓から望んだ城の風景もあり、市民の日常に溶け込んでいる島原城の今を伝えている。

 24日午後0時40分から、島原文化会館で記念のシンポジウムも開かれる。入場無料。文化庁の担当者や、城郭研究者が島原城の保存と活用について意見を語る。

 問い合わせは市教育委員会文化財課(0957-61-1176)へ。


advertisement