【佐賀】県アンバサダーに伊原剛志さん 観光や文化をPR

 佐賀県は、佐賀市のノリ漁師をモデルにした映画「ら・かんぱねら」で主演を務めた俳優の伊原剛志さん(62)に、佐賀の観光や文化を広くPRする「佐賀アンバサダー」を委嘱した。任期は11月10日から1年間で、委嘱は伊原さんが初めて。


山口知事(右)から委嘱状が贈られた伊原さん


 映画は、ノリ漁師が独学でピアノを習得し、リストの難曲「ラ・カンパネラ」を弾くまでになる実話を基に制作され、1月末から全国60か所以上の映画館で上映。県によると、伊原さんがプライベートでも来県していた縁などから、映画が完成して1年を迎えるのを機に委嘱を決めたという。

 10日に県庁を訪れた伊原さんは、山口祥義知事からノリをイメージした黒い名刺や佐賀錦の名刺入れが贈られた。その後の懇談では、県産米がお気に入りになったり、映画の撮影前に嬉野温泉などを旅行したりしていたことを明かした。

 委嘱後に報道陣の取材に応じた伊原さんは「食べ物がおいしく、人も温かい。(県民より)佐賀が好きなのではと思うこともある。佐賀のために何か役に立ちたい」と意気込んでいた。


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