【山口】「ロピア」が井筒屋に出店へ 県内初オープン
山口市中市町の山口井筒屋の地下1階に2026年7月下旬、食品スーパー「ロピア山口店(仮称)」がオープンする。山口県内へのロピアの出店は初めて。幅広い世代の誘客を図るため、山口井筒屋はロピアのオープン後に他フロアの売り場の見直しも検討している。
ロピア(川崎市)は、肉、野菜、総菜などを取りそろえた大型スーパー。精肉店発祥のため、特に肉類の品ぞろえと安さに定評がある。25年10月時点で、国内外で139店舗を展開している。
山口井筒屋によると、新型コロナウイルス禍や昨今の物価高の影響で、全体の売り上げ額は減少傾向にあり、特に食品部門の売り上げは厳しい状況となっている。これを打開しようと、ロピア側に出店を打診し、実現にこぎ着けたという。
地下1階にオープン予定
地下1階には現在、生鮮業者や総菜店などが出店しているが、ほぼ全域の約2100平方メートルがロピア山口店となる。現在の出店者とは退去を交渉する。ロピアのオープン後は、他の5フロアの売り場も見直し、百貨店の機能を残しつつ、大型専門店の誘致にも取り組みたい考えだ。
山口井筒屋の担当者は「時代のニーズに合った魅力ある店舗に生まれ変わることで、県内外から多くの人に訪れてもらい、中心商店街の活性化にもつなげたい」と話している。
advertisement




