【長崎】NYタイムズ「行くべき52か所」に被爆地・長崎
米紙ニューヨーク・タイムズが発表した「2026年に行くべき52か所」の旅行先の一つに長崎が選ばれ、紹介された店などの関係者からは驚きや歓迎の声が上がった。被爆地であることが訪れるべき理由に挙げられており、「被爆の実相を知ってもらう機会になる」との期待も寄せられた。
名所やグルメ案内 驚きや歓迎の声
記事では世界各地の52か所を選んでおり、長崎は17番目に紹介された。
「原爆を投下された都市として、世界で核の脅威が進む中、訪れる有力な理由になる」と評価。駅周辺の再開発が進み、観光客の受け入れ準備ができているとし、グラバー園といった名所とともに、カステラ本家福砂屋や「樹齢800年のクスノキ」などが案内されている。
「ミルクセーキを楽しむことができる」として記事で紹介された1946年創業の「珈琲(コーヒー) 冨士男」の店主、川村達正さんは「記事が掲載されたと知り驚いた」と話す。
遠藤周作の小説にも取り上げられたことのある純喫茶。インバウンド(訪日外国人客)や若者が多く訪れているといい、「これからもお店を続けていき、ゆっくりコーヒーやミルクセーキを楽しんでもらいたい」と笑顔で語った。
「被爆の実相」発信へ期待
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員である田中重光さん(長崎市)は、「今回の選出を通じて、核保有国の指導者や国民らに長崎へ来てもらい、被爆の実相を知ってほしい」と期待を込めた。
「大変うれしい」とコメントを発表した長崎市の鈴木史朗市長は「選ばれたのは、長崎の魅力的な観光スポットが平和の尊さを世界へ向けて強く訴えかけているからにほかならない」とした上で、「外国人観光客の受け入れ環境の整備を図り、まちの魅力と被爆の実相を国内外に向けて積極的に発信していきたい」と意欲を示した。
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