【長崎】小説で魅力発信! 長崎ゆかりの「金波銀波」刊行
長崎県内を舞台にした小説や漫画の執筆を支援する県の事業「描いてみんね!長崎」を活用した小説「金波銀波」の単行本が刊行された。5月23日には、大村市で著者の澤田瞳子さんによるトークイベントが開かれる。
「聖地巡礼」など期待
同事業は、作品を通して長崎の魅力を全国に発信し、「聖地巡礼」などの交流人口増加につなげようと2016年度に始まった。作者が県内で取材する際の宿泊費や交通費を補助し、これまで漫画や映画の脚本など20作品以上が制作された。
京都府出身の澤田さんは、10年に「孤鷹の天」でデビューし、歴史小説を多数発表。幕末から明治にかけて活躍した絵師を父に持つ女絵師の波乱の生涯を描いた「星落ちて、なお」で21年の第165回直木賞を受賞した。
「金波銀波」は、平安時代の西国の海で、海神の生贄(いけにえ)となる運命を背負った少女が謎の男と出会ったことをきっかけに、商人や官人、海賊の争いに巻き込まれる物語。澤田さんは、23年10月に2泊3日の行程で五島市や新上五島町、松浦市などを取材し、作品の舞台や人物設定に反映したという。
5月23日にトークイベント
単行本は4月に中央公論新社から発売された。県文化振興課は「今後も事業を活用した長崎ゆかりの作品の発表が予定されている。ぜひ手にとって楽しんでほしい」としている。
23日のトークイベントは、大村市のミライon図書館で開催。作品に込めた思いや取材時のエピソードを聞くことができる。午後2~4時で参加無料だが、先着順で定員60人。問い合わせは同図書館(0957-48-7700)へ。
advertisement




