阪九フェリーが新門司のターミナルを刷新へ 外観は船の形に

新ターミナルの完成予想図。外観は船の形をイメージしている=阪九フェリー提供

 北九州市の新門司港と大阪(泉大津)、神戸港を結ぶ「阪九フェリー」(北九州市)は、新門司港の旅客ターミナルを建て替える方針を固めた。2027年に着工し、28年秋の供用開始を予定する。関西圏ではホテルの宿泊料が高騰しており、夕方以降に出発して翌朝に到着する同フェリーは移動と宿泊を兼ねた割安感から利用が伸びている。ターミナルの刷新でさらなる集客を狙う。

ファミリー層にやさしく!

 建て替えるのはいずれも築35年の「第1」「第2」の2ターミナルで、神戸発着便と大阪発着便にそれぞれ対応している。新ターミナルは3階建ての1棟で、1階に窓口、2階に本社機能が入り、3階が待合室となる。


現在の第1ターミナル。宮殿風の外観が特徴


 待合室にはカフェスペースを設置するほか、女性トイレを増設し、パウダールームも置く。赤ちゃんの授乳やおむつ替えなどに利用できるベビールームも整備してファミリー層の使い勝手を向上させる。


割安感で新規利用者を獲得

 阪九フェリーの利用者数は伸びている。25年は大阪・関西万博の需要などで好調で、26年1~7月は前年同期を更に約10%上回った。背景には関西圏でホテルの宿泊料が高騰し、ベッドを備えた個室でもインターネット予約割引で大人1人1万円程度からのフェリーの割安感が強まっていることがある。

 嶋津祐一社長は「価格や利便性でフェリー航路が全国的に見直されてきている。新ターミナル建設で、さらに新規客の獲得につなげていきたい」と話している。


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