「よく頑張った」 保護ウミガメが元気に海へ帰る

マリンワールドの職員に見守られながら、海へ向かうウミガメ

 水族館「マリンワールド海の中道」(福岡市東区)は、保護していたウミガメ5匹を福岡県福津市の勝浦浜から海に帰しました。

治療を受けて体力回復


 1~3月に福津市、福岡市の浜に打ち上げられたアオウミガメ3匹とタイマイ2匹。獣医師の近藤圭佑さんらが低体温や肺炎、脱水の治療をした後、潜ったり、餌を食べたりする練習を重ね、自然に帰れるまで回復しました。


自然に帰れるまで回復したウミガメ

右前肢を失ったウミガメも放流された


助けたカメを見送りに


 勝浦浜には、2月20日に福津市渡の自宅近くでタイマイを保護した調理師の西田恵樹さんと妻の七菜さんも見送りに駆け付けました。


元気になったウミガメと再会した西田さんと七菜さん

 その日、西田さんは犬を散歩中に「ヘルメットが落ちている」と思って近付いてみるとウミガメでした。抱え上げると、衰弱した様子でぐったり頭を下げました。

 浜に打ち上げられた死骸は何度か見たことがありますが、生体の発見は初めて。福津市には自然環境や希少動植物の保護を担当する「うみがめ課」がありますが、市役所の閉庁日だったため、「寒そうに見えた」というカメを毛布でくるんで衣装ケースに入れ、軽トラックでマリンワールドへ搬送しました。


 「よく頑張ったな」と語りかけながら何度も甲羅をなで、波間に消えた後もしばらく姿を追い続けた西田さん。沖に出たカメが頭を一瞬のぞかせたのが見えました。「見つけた時はぐったりしていたが、こんなに元気になってくれて感動しました」と声を弾ませました。


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