アジサイで明るい気持ちに 太宰府天満宮の「花手水」

色とりどりのアジサイが浮かべられた花手水

 福岡県太宰府市の太宰府天満宮で、参拝前に手を清める手水(ちょうず)の鉢に、アジサイ約600輪を浮かべた「花手水」がお目見えした。


スマートフォンで思い思いに撮影

 水面いっぱいに広がる青紫やピンクなどの鮮やかなアジサイが、参拝者の心を癒やしている。


花手水の鉢は一枚岩で日本最大級の大きさという

 花手水は、コロナ禍の終息を願って3年前に始めたもので、楼門前にある天然の一枚岩の鉢で見ることができる。鉢は縦約4メートル、横約6メートルで日本最大級の大きさだという。


ハナショウブも見頃を迎えた

 アジサイは太鼓橋のそばなど境内のあちらこちらで咲いており、菖蒲池で見頃を迎えたハナショウブと並び、この時期の風物詩にもなった。


新型コロナウイルス対策で手水舎のひしゃくは撤去されている

 名古屋市からカップルで訪れた会社員の男性(26)は「SNSで知って見に来ましたが、想像以上です。幻想的で涼しげですね」と、スマートフォンで盛んに写真を撮っていた。


鮮やかなアジサイが参拝者を楽しませてくれる

 太宰府天満宮の担当者は「コロナ禍が続き、暗い話題が多いですが、花の美しさや優しさを感じて、明るい気持ちになってもらえれば」と話していた。

 手水舎のアジサイは定期的に入れ替え、境内に咲いている間は楽しめるという。



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