見て買って食べて満喫 大相撲九州場所の楽しみ方 2022

大相撲九州場所が開かれている福岡国際センター

記事 INDEX

  • 大迫力!のパノラマ特別号外
  • 200種以上のグッズやお土産
  • キッチンカーや写真パネルも

 福岡国際センター(福岡市博多区)で、白熱した取組が繰り広げられている大相撲九州場所。力士の激しいぶつかり合いに客席は沸いていますが、土俵の外にも楽しめる数多くの”仕掛け”が用意されています。初日の11月13日、会場を訪ねてその魅力を体験しました。

大迫力!のパノラマ特別号外

 「大相撲九州場所」の大きな看板が掛かり、しこ名が書かれたのぼりが連なる福岡国際センター。会場に到着した午前10時半頃には、写真撮影などを楽しむファンの姿がすでに見られました。 


パノラマ特別号外に見入る子ども

 入り口で来場者全員に配られるのは、新聞4ページ大(縦510ミリ、横1600ミリ)の「大相撲九州場所特別号外パノラマ新聞」です。日本相撲協会の委託を受け、読売新聞西部本社企画共創部が制作。表面に九州・沖縄出身力士の紹介や館内案内マップを掲載し、裏面には横綱照ノ富士や熊本県出身の大関正代ら力士7人の写真が紙面いっぱいに印刷されています。

 力士名鑑を愛読するほど相撲好きという西野柊也ちゃん(3)(福岡県うきは市)は、受け取ったパノラマ号外を広げると「大きい!」と大喜びで、写真を指差しながら力士の名前を言い当てていました。

200種以上のグッズやお土産


多くの客でにぎわう売店

 入り口付近には、グッズやお土産が手に入る売店があります。運営する「喜久家」によると、商品は200種類以上。初日から多くの人が列をつくり、人気の「お結び弁当」(税込み1000円)は午前中でほとんど売り切れてしまうほどでした。


「決り手綿棒」(税込み650円)

 喜久家代表の清水のり恵さん(56)におすすめを聞くと「『決り手綿棒』は面白いですよ」と教えてくれました。「突出し」「浴びせ倒し」といった技が軸の部分に書かれています。力士の名前を大きくプリントした「応援タオル」(同800円)、かわいい絵柄の「力士クッキー」(12枚入りで同540円)もよく売れるとのことです。


「力士クッキー」も定番商品

 清水さんは「コロナ禍ではありますが、席で飲食を楽しんだりお土産を買ったりするのは相撲の文化です。みなさんの“推し”力士のグッズもたくさんそろえていますので、ぜひ訪れてほしいです」と話していました。

キッチンカーや写真パネルも


様々なキッチンカーが出店

 会場前にはキッチンカーが並び、「ちゃんこ」(税込み600円)、松阪牛の「焼肉弁当」(同2000円)など様々なメニューを提供。「めんたい塩焼きそば」(同500円)は博多名物の明太子が麺によく絡み、あっさりしながら食べ応え十分でした。


「めんたい塩焼きそば」

 会場には、人気力士のパネルと写真撮影ができるスペースのほか、ピンバッジ、絵馬おみくじなどが入ったガチャガチャコーナーも設置してあり、家族連れらが楽しむ様子も見られました。


力士のパネルと記念撮影する家族連れ

 会場を”探索”した後は、もちろん力士の真剣勝負を観戦。力強い動き、体と体がぶつかり合う音は、その場にいないと分からない迫力です。取組後の拍手やどよめきなど会場の一体感にも魅了されました。九州場所は11月27日に千秋楽を迎えます。



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