いたるところに河童がいる久留米市田主丸町 そのワケを聞いてきた
記事 INDEX
- あちこちで河童に会える
- 火野葦平がやって来て…
- 地元有志がまちおこし
フルーツの栽培が盛んな福岡県久留米市田主丸町。果物狩りが観光の目玉になっているこの地域には、もう一つの見どころがあります。それは河童(かっぱ)です。石像、オブジェ、壁画など、JR田主丸駅の周辺には河童をモチーフにしたものがあちこちにあります。しかし、なぜ田主丸で河童なのでしょうか。理由を探りました。
ユニークな河童たちがお出迎え
田主丸は、JR久留米駅から電車で約30分の場所にあります。電車を降り、駅舎を出て振り返ると…。
駅舎のデザインが河童です。青緑色の屋根を甲羅に見立てると、横になっている河童のようにも見えます。
駅周辺を散策すると、道路沿いに並ぶオブジェ、川辺に描かれた壁画など、いたるところで河童の姿を目にします。
河童を探して歩くマップも
商店街近くの小川に架かる8本の橋は、欄干などに石像があります。相撲を取っている「弥五郎息子河童」、街灯を手にする「灯火河童」、つらいことも"屁のかっぱ"という「屁こぎ河童」など、それぞれの橋でユニークな河童たちが待っています。
観光客に河童を探しながら町歩きを楽しんでもらう「かっぱめぐりマップ」も作られ、市内で配布されています。河童に会える25の掲載スポットは、いずれも田主丸駅から徒歩圏内にあります。飲食店の情報、河童伝説の解説なども載っています。