九州初「ゴッホ・アライブ」が福岡で開幕 名画の世界に没入
記事 INDEX
- 世界900万人を魅了
- 光や音楽、香りまで
- コラボの限定グルメ
「ひまわり」などの作品で知られるオランダ生まれの画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の名作を、光や音、香りとともに満喫できる没入型(イマーシブ)の展覧会「ゴッホ・アライブ」が6月15日、福岡市・天神の福岡三越9階・三越ギャラリーで開幕しました。9月13日まで。会場内はすべて撮影でき、担当者は「ゴッホの世界に飛び込み、自分だけの“作品”をカメラに収めて楽しんでほしい」としています。
世界900万人を魅了
ゴッホ・アライブは、オーストラリアの企画・制作会社「グランデ・エクスペリエンセズ」が手がけ、芸術とエンターテインメント性を兼ね備えた展覧会として、同国を起点に、世界で900万人以上を魅了してきたそうです。
福岡展は世界101か所目。国内では名古屋、神戸、東京に次ぐ4か所目で、九州初開催となります。
光や音楽、香りまで
3000点以上の名作画像が、壁や柱、床など空間全体に映し出され、まるで絵画の中を歩いているような感覚に。力強いクラシック音楽や、場面に応じて変化する香りの演出が、来場者を非日常の世界へといざないます。
会場では、ゴッホの芸術活動や生涯、時代背景に関する解説も。また、ひまわり畑やゴッホの寝室に入り込んだような写真が撮れるフォトロケーションエリアも設けられています。
なお、7月12日までの平日に来場すると、オリジナルステッカーがプレゼントされます。「ひまわり」か「星月夜」のいずれかのデザインで、なくなり次第、終了するとのことです。
グッズ販売の公式ショップもあり、この展覧会でしか買えない限定品もそろいます。福岡展から登場する商品もあるそうです。
開幕に合わせて福岡展の会場を訪れた同社の巡回責任者、ロブ・カークさんは取材に対し、「ゴッホの生涯に共感してもらえるストーリー。感情を解き放ち、自由に見て楽しんでほしい」と話していました。
コラボの限定グルメ
天神エリアのホテルでは、開催に合わせた記念企画を実施。ホテル2店がコラボグルメ4品を考案し、6月1日から提供しています。
ソラリア西鉄ホテル福岡・17階「レッドフランマ」のランチビュッフェでは、コラボ3品がセレクトメニューとして登場。ゴッホの名作をモチーフにした「ひまわり風タコライス」「ひまわり風マフィン」「星月夜の星空風フルーツカクテル」です。
近くの西鉄グランドホテル・1階「グランカフェ」では、平日のディナービュッフェのメイン料理で「シーフードパスタ ウニ風味 ひまわり風仕立て」が選べます。
いずれも、シェフやパティシエが成形や色合いに工夫を凝らして開発した9月13日までの特別メニューです。食事のみでも楽しめますが、食事と展覧会チケット引換券をセットにしたプラン(大人税込み5800円で要予約、各日5組まで)も用意されています。
また、西鉄グランドホテルでは、浴衣のレンタル・着付けと展覧会チケット引換券をセットにした「ゆかたプラン」(1万2400円)なども企画。両ホテルの担当者は「浴衣で会場内の撮影を楽しんだり、観覧後の感動をグルメで振り返ったりして、すてきな思い出をつくってほしい」と話しています。