オープン20周年 博多座の売店がガチ物産展ワールドになっていた

 開館20周年を迎えた福岡市博多区の劇場「博多座」。博多座の売店は「デパートの物産展みたい」とファンの間で有名です。どうしてこんな物産展ワールドになったのでしょう。中の人に聞いてきました。

これは完全にデパートの物産展!

――すごいお客さんの数ですね。お互い肩が触れあいそうですよ。本物のデパートの物産展みたいですね。


 

だいたい30店舗以上のブースが並んでいます。


たくさんのお客さんでにぎわう会場

――どうして物産展のような雰囲気になったんですか。


 

もともとは物販を強化して、全体の売り上げアップにつなげようと始めました。開館から20年、つねに経営が順調だったわけではありません。公演が赤字でも物販で黒字につなげようと頑張ってきて、今の姿ができ上がりました。

――婦人服まである! 演劇や歌舞伎がお目当てのお客さんが服を?


 

実は好評です。歌舞伎公演のときは着物の帯などが売れています。

――定番の人気商品を教えてください。


 

博多座の焼き印が入った「博多座あんぱん」(200円)は1日に200~300個が売れます。「博多座きんつば」(220円)も定番の商品ですね。ここでしか買えない博多座限定の商品は人気が高いですね。


――お茶も博多座パッケージになっていますね。おっと、200円!


 

八女茶の一番摘み茶葉を使用していますから。このお茶を製造している業者さんはJR九州の高級寝台列車「ななつ星」にもお茶を卸している老舗です。


売店を含めて博多座のエンターテインメント

――これだけのお店を選定するのは大変ですね。


 

お昼を挟む公演ならお弁当を多めに、午後の公演ならパンやスイーツのお店を手厚くします。土産物も充実させて、ここにくれば博多土産がそろいます。九州の特産も置いていますし、歌舞伎公演のときは京都から老舗の漬けもの屋さんを呼ぶこともあります。

――お客さん心理を読んでる。


 

ですね。劇中に登場する食べ物を販売したこともあります。演劇の世界をそのままリアルでも楽しんでもらおうと企画しました。

――確かに、ドラマや映画に出てくる食べ物って、なぜか美味しそうに見えますもんね。


 

観劇だけでなく、博多座で過ごす全ての時間がエンターテインメントです。博多座にいる間は、日常を忘れてリッチで楽しい気分に浸ってもらいたいですね。



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