安全を見守る大きな瞳 北九州・平尾台に立つカーブミラー
この記事のオススメタイトル
北九州市南部のカルスト台地「平尾台」で、思わず二度見してしまうようなカーブミラーに出会った。
小倉南区と行橋市を結ぶ県道沿い。鏡の中で、草原に石灰岩が点在する平尾台ならではの景観とともに、道路上のオレンジ色のラインがひときわ存在感を放っている。小倉南署によると、急なカーブが続くため、スピードを落として安全運転を促すために引いているそうだ。
二つのミラーは、道路を見守る巨大な瞳のよう。野焼きの終わった草原に腰を下ろし、カメラを向けていると、綿のような雲がミラーの上部に重なった。白い眉毛のチャーミングなおばあさんが、ひょっこり現れた気がした。