行き交う車のライトが小倉織のように 夜の若戸大橋を彩る光の帯
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家路を急いでいるのだろうか。日没後の若戸大橋(北九州市若松区-戸畑区)は、多くの車がせわしく行き交っていた。若松区の高塔山から30秒の露光をかけて撮影すると、縦じま模様で織り上げられる小倉織の反物のようにも見えた。
2018年に「日本新三大夜景都市」に選ばれ、夜景観光に力を入れる北九州市。若戸大橋も18年の通行無料化を機にライトアップが始まったが、中央部の約120メートルは、船の航路を示す標識灯があるためライトを当てていなかった。
「あかりが途切れている」と残念がる声も多く、市が警察や海上保安庁と安全性を確かめて、1月中旬から光の帯がつながった。
2021年度中には専門家らの意見をもとに日本新三大夜景都市が更新される。北九州市観光課は「夜景により磨きをかけて認定を維持したい」と意気込んでいる。