緑ひろがる車窓、「孫に見せたい古里の風景」 福岡の旧産炭地を走る平成筑豊鉄道

 緑のトンネルを、色鮮やかな列車が駆け抜けてきた。平成筑豊鉄道・源じいの森駅(福岡県赤村)へ到着する車両だ。

 ホームには、福岡県行橋市から来た72歳の女性と5歳の男の子の姿があった。手をつないで列車を待ちながら、女性は「孫に、緑が広がる古里の風景を車窓から見せたいんです」と話した。


 明治時代、石炭の輸送用に敷設された路線。戦後の炭鉱閉山に伴い、廃線も検討されたが、昭和から平成へと時代が変わる節目に、国鉄から第3セクターとなって再出発した。


 往時に日本の近代化を支えた鉄路は、閉山、廃線の危機という苦難のトンネルを抜け、沿線の人々の生活路線となっている。



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