直方市役所・最上階の展望スペース完成 仕事・勉強にも

 福岡県直方市が市役所最上階で整備を進めていた展望スペースが完成し、開庁時間に開放されている。遠賀川や福智山などを一望できるカウンターテーブルや、無料のWi-Fi(ワイファイ)などがあり、眺めを楽しめるほか、仕事や勉強でも活用できる。

電源やネット環境を整備


完成した展望スペース

 展望スペースが設けられたのは、約30メートルにわたりガラス張りになっている8階東側。窓際にカウンターテーブル8台(計16席)を並べ、カフェテーブル3台(計6席)も配置。働く人や学生らの利用も想定して各席に電源コンセントを用意し、Wi-Fiでインターネット環境も整えた。

 開放初日の3月24日に足を運び、就職試験の勉強をしていた北九州市立大3年の学生(21)(直方市)は「自宅だと集中できないけど、ここだと勉強がはかどります」と笑顔を見せていた。

「市民が誇れる景色 楽しんで」

 この時期は遠賀川河川敷などで花を開いているチューリップや桜を見ることができ、大塚進弘市長は「市民が誇れる景色を多くの人に楽しんでもらいたい」と話していた。

 8階東側は景色を楽しめるスポットとして知られていたが、これまでは主に絵画などを展示する市民ギャラリーとして利用されてきた。今回は、ふるさと納税の寄付金約310万円を活用し、展望スペースに改装した。


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