カラフルな光「回り灯籠」の展示販売会 直方の藤原窯で

 福岡県直方市感田の筑前感田焼・藤原窯で、陶器製の盆ちょうちん「回り灯籠」の展示販売会が開かれている。灯籠側面からカラフルな光が漏れる独特の造りで、インテリアや贈答用としても人気。窯元の藤原勝夫さんが手がけた作品が会場を彩っている。


カラフルな光が漏れる「回り灯籠」

 藤原窯は父親の勝也さんが1970年に創業。回り灯籠は妻の初盆に合わせて1989年に作ったのが始まりだ。

 つぼ型と円柱型があり、いずれも直径は約25~30センチ、高さは約25~30センチ。側面には桜や菊、バラなどの花びら形の穴が彫られている。内部で走馬灯が回転すると、色とりどりの光が穴から漏れて壁などに反射する。その美しさが評判となり、実用新案も取得した。

 会場では約40点を展示。今年は灯籠内側に和紙を張って柔らかな光を演出する新作や、涼しげな淡いカラーの作品などがファンらの注目を集めている。価格は2万7000円~3万5000円(税込み)。展示販売会は8月10日まで(午前10時~午後5時、期間中無休)。問い合わせは藤原窯(0949-26-6666)へ。


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