福岡空港を運営する福岡国際空港(FIAC)は3月5日、同空港に直結する初のホテルを2027年夏に開業すると発表した。国内線ターミナル側に新設する11階建て複合施設の上層階で西日本鉄道グループが運営し、滑走路を望める客室などを整備する。
ホテルは「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート」(仮称)とし、複合施設の5~11階に入る。客室数は計165室を予定している。
複合施設の1~4階は約180店が入る商業フロアで、4階には、アジア各国の食文化を体験できる店舗をそろえる。国内線ビルの商業店舗数は既存のテナントと合わせて約270店となり、国内の空港で最大級になるという。
総事業費は既存ビルの増改築を含め約450億円で、4月に着工する。記者会見したFIACの田川真司社長は「地域経済の活性化や九州の魅力向上で、にぎわいの創出につなげたい」と述べた。