大濠の新県立美術館整備 事業の愛称とロゴマークが決定

 2029年度の開館を目指す新しい福岡県立美術館整備事業の愛称とロゴマークを九州産業大の学生らが作成し、服部誠太郎知事と共同発表した。ロゴは同館が建てられる大濠公園(福岡市)の大池をモチーフにしており、学生らは「愛着と関心を持ってもらえるよう願いを込めた」としている。

九州産業大の学生らが考案


整備事業のロゴと愛称を披露する服部知事(中央)と九州産業大の学生ら

 現在、福岡市・天神の須崎公園に立地する県立美術館は、老朽化などに伴い、大濠公園南側に新設される。整備事業が本格化するのを前に、同大の学生4人と県が1年をかけて、事業の愛称「大濠 START PROJECT」とロゴを考案した。

 ロゴは、中心に向かって色を濃くすることで水の波紋を表現した。今月上旬の発表に立ち会った同大4年の学生は「(新県立美術館が)波紋のように広がっていくアートの発信地になってほしい」と話していた。


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