福岡市は8月19日、週末に海外客や飲食店帰りの客の利用が増えていることを受け、市地下鉄で毎週金曜夜に8本増便し、最終電車を最大35分延長する「フライデー・ナイト・トレイン」を運行すると発表した。運行は5年ぶりで、23日から始める。
空港・箱崎・七隈の全線で
終電延長は市地下鉄空港と箱崎、七隈の全線。空港線の姪浜行きの終電は天神発が午前0時12分から同47分に、箱崎線の貝塚行き終電は中洲川端発が午後11時58分から午前0時30分に、七隈線の橋本行き終電は天神南発が午前0時17分から同35分にそれぞれ延長される。
市交通局によると、フライデー・ナイト・トレインは2013年から毎年12月に運行。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で20年以降は中止していた。
その後、現在は平日(月~木曜)の午後11時以降の平均利用者数は約8000人、金曜は約1万3000人となっており、コロナ禍前の水準にほぼ回復。海外からの利用客も増えていることから、市は再開を決めたという。
19日に記者会見を行った高島宗一郎市長は「終電の時間を気にせずに、もうひと楽しみしていただければ」と話した。