遠賀町制60年を花火6000発でお祝い! 支援の広がりで

 今年で町制施行60周年を迎えた福岡県遠賀町の夏まつりが8月24日夜、遠賀総合運動公園で開かれ、フィナーレで花火が打ち上げられた。当初は3060発の予定だったが、官民の連携で支援の輪が広がり、60周年にふさわしい6000発が節目を彩った。

打ち上げ2倍に


遠賀町制60周年を祝い、夜空を彩った花火


 実行委員会事務局の町によると、祭りは1984年に町制20周年を記念して始まり、今年で38回目。


 町は当初、町制60周年にあやかって、昨年の打ち上げ数に60発を加えた計3060発分の予算を確保。4000発に増やして節目を盛り上げようと、クラウドファンディング(CF)で資金を募った。

 CFでは今月中旬までに計59万円が寄せられ、目標額(100万円)には届かなかったが、町などの試みに賛同した町商工会が多くの会員から協賛金を集めて協力。これに呼応し、町もさらに予算の捻出に努めた結果、6000発分の費用が確保できたという。

鈴木選手の感謝メッセージも

 例年と同じ約30分間に6000発が次々と打ち上げられ、大迫力の音と振動に歓声が上がった。会場ではパリ五輪・競泳女子200メートル平泳ぎで4位入賞、400メートルメドレーリレーで5位入賞を飾った同町出身の鈴木聡美選手から寄せられた町民の応援に感謝するメッセージ動画も披露された。

 来場者は昨年の約1万8000人を上回る約2万人と過去最多。町商工会の福田秀徳会長は「60周年なので少しでも多く打ち上げようとお願いしたところ、みなさんが気持ちよく協力してくれた。来場者も多く、盛大な祭りにできてよかった」と話す。町の担当者も「記憶に残る花火になった」と協力に感謝した。


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