福岡市の九州交響楽団が有名曲や親しみやすい曲を演奏するシリーズ「名曲・午後のオーケストラ」が、2月22日にアクロス福岡シンフォニーホールで行われる第40回公演を最後に終了する。
新年度からは新たな挑戦へ
このシリーズは、2015年に定期演奏会を難曲など、通好みの曲目中心に路線変更したことに伴ってスタート。人気指揮者やソリストを呼んで有名曲を演奏し、新たなファンの獲得を目指してきた。今年度も、人気の高いブラームスを中心に名曲を紹介した。
九響の渡辺克・音楽主幹は「40回の公演を重ね、主要な名曲を演奏し尽くした。多くのお客さんにクラシックに親しんでもらえた」と話し、一定の役割を終えたとの認識を示した。新年度からは、吹奏楽団との共演や熊本市での特別演奏会など新たな挑戦をする。
ブラームスの名曲と映画音楽
22日は午後2時開演。首席指揮者、太田弦さんの指揮で、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」とジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」より10曲を披露する。ブラームスの中でも演奏機会の少ない隠れた名曲と、映画音楽という斬新な組み合わせだ。問い合わせは九響チケットサービス(092-823-0101)へ。