パラ五輪連続出場の田中光哉選手 久留米のPR大使に就任

2025.02.25

 福岡県久留米市出身でパラリンピックに2大会連続で出場したテコンドー男子の田中光哉選手(32)が2月24日、市のPR活動に取り組む「くるめふるさと大使」に就任した。

 田中選手は生まれつき両腕に障害があり、久留米高、名桜大を卒業後、東京パラリンピック出場を目指して2017年から本格的にテコンドー競技を始めた。出場した同大会の61キロ級で9位、24年のパリ大会の58キロ級では7位となり、同10月には久留米市スポーツ大賞を受賞した。


小中学生を前に、蹴りの手本を見せる田中選手(右端)


 この日は、同市の久留米アリーナで開かれた田中選手によるテコンドー教室の前に就任式が行われた。原口新五市長から委嘱状を手渡された田中選手は「大好きな久留米市で大使に任命されて光栄。次のロサンゼルス大会でのメダル獲得を目指し、障害を持つ方々がチャレンジするきっかけとなるよう活躍したい」と抱負を語った。

 教室には、公募で集まった小中学生21人が参加。田中選手らは手本の蹴りを披露した後、参加した子どもたちに実技を指導した。


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