珍獣や怪獣が美術作品に! 北九州市で企画展が開幕

 愛らしい鳥獣や畏怖を抱かせる空想上の生き物を表現した絵画・陶磁器を紹介する展覧会「珍獣、瑞獣、怪獣!―シンボルの造形美」(読売新聞社など主催)が6月7日、北九州市門司区の出光美術館・門司で開幕した。

絵画や陶磁器 50点


会場に展示されている若冲の屏風

 中国文化を根源に平和や権威、魔よけなどの象徴として登場する動植物に注目して企画。ゾウや鳳凰(ほうおう)を中心に群れる鳥獣を描き込んだ江戸時代の画家・伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風(びょうぶ)」をはじめ、フクロウや竜をあしらった中国の青銅器、陶磁器など約50点を展示する。

 学芸員の高木大輔さんは「動植物が象徴する真意を知ってもらい、美術作品を楽しく見てほしい」と話している。

 7月21日まで。同日を除く月曜休館。入館料は一般700円、高大生500円。中学生以下は無料だが、保護者の同伴が必要。問い合わせは同館(093-332-0251)へ。


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