
受賞を報告した西吉田酒造の吉田社長(左)ら
1893年創業の「西吉田酒造」(福岡県筑後市)が製造する「はだか麦焼酎 初潮」と「つくし梅酒 17度」がそれぞれ国内外の品評会で最高位の賞を受賞した。吉田元彦社長(58)らが6月中旬、県庁を訪れて服部誠太郎知事に報告した。
麦焼酎「初潮」最高位/「つくし梅酒」金賞
吉田社長によると、「初潮」は大正時代から受け継ぐ銘柄。約20年前から使っている県産「はだか麦」は、特有の甘みや香ばしさが特長で、フランスで昨年開かれた日本酒の品評会「Kura Master(クラマスター)」の麦焼酎部門で最高位にあたる審査員賞に選ばれた。
また、八女市の梅を焼酎に2年間漬けた「つくし梅酒 17度」は、昨年の全国梅酒品評会の本格焼酎梅酒部門で金賞を受賞。吉田社長の妹の吉田恭子取締役(55)は「採れたての梅を漬けるので、梅の香りや味が濃い」と説明した。
吉田社長は「地元のものにこだわって酒造りをしている。焼酎は世界的にみるとマイナーなお酒なので、世界にアピールできればうれしい」と話していた。
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