【大分】"宇宙カレー"いかが 大分空港レストランに登場

 人工衛星を打ち上げる「宇宙港」計画が進む大分県国東市の大分空港で、「ビューレストラン スカイライン」が国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士に出された「スペースカレー」を使ったメニューの提供を始めた。

スパイシー、栄養面も考慮


「九重夢ポークのカレー」(手前)と「大分名物のとり天カレー」

 スペースカレーはISS長期滞在用の食事としてハウス食品が開発。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が承認し、2008年にISSに送られた。同空港では同じ製法で作られたものを出している。宇宙船内では味覚が変わるため、スパイシーで濃い味つけとなり、栄養面を考慮し、ウコンやカルシウムを多く含んでいるという。

 試食会には空港関係者ら14人が参加。九州産の鶏肉を使ったとり天がのった「大分名物のとり天カレー」と県産の豚肉のカツを使った「九重夢ポークのカレー」を味わった。


試食会でカレーを味わう関係者ら

 参加したエアポートシティタクシーの麻見孝さんは「濃い味でスタミナがつくような感じ。宇宙飛行士がこれに近いものを食べているのかと実感できてよかった」と笑顔だった。

 「大分名物のとり天カレー」は1100円(税込み)で「九重夢ポークのカレー」は1250円(同)。


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