【大分】「国内唯一」のホーバークラフトが到着!大分港
大分市と大分空港(大分県国東市)間で2024年に就航する水陸両用のホーバークラフトが8月25日、大分港に姿を現した。貨物船から海に降ろされ、保管場所の空港側ターミナル付近に向けて航行した。
ホーバーは大量の空気を噴出して宙に浮いた状態で海面を進む乗り物。旅客航路として国内唯一で、空港へのアクセス(交通手段)改善のため、県が導入する。全長約26メートル、全幅約13メートル、高さ約9メートルで80人乗り。最高時速は80キロ超で、空港と大分市を約30分で結ぶ。
ホーバー1隻を載せた貨物船が7月に英国を出発し、8月24日に大分港に到着。同25日午前に船内で国の臨時航行検査を受けた。来年1月までに県に計3隻納入される。
県がホーバー購入やターミナル整備を負担し、運航を民間事業者が行う。別府湾でのホーバー航路は利用者の減少などで09年に一度終了しており、約15年ぶりの復活となる。
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